※本記事は、メインブログ『80’s METALの日々』にて以前公開したレビューを、再構成・再編集したものです。時代とともに変化した感情や視点を重ねながら、“今だからこそ届くレビュー”としてお届けします。今後Juice＝Juice関連はこちらに移行します。
🌸今、この歌に出会えてよかった——Juice=Juice「ロマンスの途中」に寄せて
デビューシングルに込められた、少女たちの“はじまり”の物語
- 🌸今、この歌に出会えてよかった——Juice=Juice「ロマンスの途中」に寄せて
- 📝基本情報 / Basic Information
- 🌟今この楽曲にふれる意味
- 🕰リリース当時の時代背景と文化空気
- 🎶楽曲の世界観と歌詞の力
- 💌アーティストのメッセージと成長軌跡
- 👀筆者の想いと、この曲が持つ普遍性
- 🎧まとめと余韻、次に聴きたい1曲
📝基本情報 / Basic Information
| 項目 / Item | 内容 / Details |
|---|---|
| リリース日 / Release Date | 2013年9月11日 |
| ジャンル / Genre | J-POP |
| レーベル / Label | hachama（アップフロントワークス） |
| 収録曲数 / Number of Tracks | 6（CD）＋2（DVD） |
| 総再生時間 / Total Runtime | 約26分（CD） |
🌟今この楽曲にふれる意味
ふとした瞬間、懐かしい旋律が心に差し込んでくることってありませんか？
私にとって「ロマンスの途中」は、そんな一曲でした。初めて聴いた日の風の匂いや、街のざわめきまでも思い出させてくれるような——そんな“記憶の扉”をそっと開く音楽。
今あらためてこの曲に耳を澄ませるのは、過ぎ去った時間を懐かしむためだけじゃなく、今も変わらず胸に響く“感情のかけら”がそこにあるからです。
🕰リリース当時の時代背景と文化空気
2013年のJ-POPシーンは、アイドルという枠を超えた多様な表現が求められ始めた頃。Juice=Juiceはその潮流の中で、音楽性にしっかりと軸を持ったユニットとして誕生しました。
華やかさやキラキラした雰囲気の中にも、どこか大人びた“静けさ”や“深み”を感じさせてくれる楽曲たちが、彼女たちの存在を特別なものにしていたのです。
🎶楽曲の世界観と歌詞の力
🔴「ロマンスの途中」
ラテン調の高揚感に包まれた冒頭の一音。そこから一気に物語が走り出します。
「焦らさないで」という少し挑発的なフレーズに、恋の駆け引きの甘酸っぱさがにじみます。ライブではその情熱が観客を包み込むように響いていました。
🟣「私が言う前に抱きしめなきゃね (MEMORIAL EDIT)」
誰かに想いを伝えたくて、けれど言葉にするには少しだけ勇気が足りなくて——。
そんな“微妙な心の揺れ”が、歌詞の一言一言に込められています。アレンジの繊細さも相まって、この曲はまるで、少女の手紙をそっと読み解いているような気持ちにさせてくれます。
🔵「五月雨美女がさ乱れる (MEMORIAL EDIT)」
一歩大人びた香りを漂わせる、ジャズライクなこの曲。洗練されたサウンドと、少し憂いを帯びた歌声が、どこか“秘密の夜”を感じさせてくれる。聴いているうちに、ふと背筋が伸びるような気分になるんです。
💌アーティストのメッセージと成長軌跡
3曲すべてを手掛けたのは、つんくさん。彼が描く世界はいつも、思春期の心の奥を丁寧にすくい上げてくれます。
そしてJuice=Juiceはその感情に、確かな歌声で応えてきました。10周年の節目には「ロマンスの途中（2023 Ver.）」として再録され、ハマ・オカモトさんらの演奏で新たな魅力が加わりました。
時間が経っても、音楽が育ち続けていることを感じさせてくれる、そんな素敵な歩みです。
👀筆者の想いと、この曲が持つ普遍性
あの頃の“伝えられなかった想い”や、“気持ちが溢れそうな一瞬”って、いつまでも心に残るもの。
「私が言う前に抱きしめなきゃね」を聴いたとき、自分にもそんな時間があったなと思い出しました。
この曲が持つ優しさは、きっと今を生きる若い人にも届くはず。歌声は、世代を越えて“心の通訳”になる——そう信じています。
🎧まとめと余韻、次に聴きたい1曲
このシングルは、Juice=Juiceの音楽的な挑戦と感情表現の原点。
どんな時代にも“心が震える瞬間”はある。その予感を、彼女たちはこの一枚で届けてくれました。
次に聴いてほしいのは、「Fiesta! Fiesta!」や「ブラックバタフライ」。そこには、さらに深まった彼女たちの音楽世界が広がっています。
📊 商業的成績 / Commercial Performance
- オリコン週間ランキング：2位
- 初回盤5形態＋通常盤で、ファン層を広く捉える構成
- 池袋サンシャインなどで開催されたリリースイベントは、まさに“始まりの日”の象徴でした
🎵 収録曲一覧 / Track Listing
| # | 曲名 / Song Title |
|---|---|
| 1 | ロマンスの途中 |
| 2 | 私が言う前に抱きしめなきゃね (MEMORIAL EDIT) |
| 3 | 五月雨美女がさ乱れる (MEMORIAL EDIT) |
| 4 | ロマンスの途中 -Instrumental- |
| 5 | 私が言う前に抱きしめなきゃね (MEMORIAL EDIT) -Instrumental- |
| 6 | 五月雨美女がさ乱れる (MEMORIAL EDIT) -Instrumental- |
📡参考音源
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